2018年02月25日
虫入りチョコ
職場は、女性が多いので義理チョコを結構頂きますが・・・
もらったとき「見て見て」と言うもんで
その場で 開封させていただきました
開封して良かったです
知らないで、家で開けていたら
大変なことになっていたでしょうね
なんでも 毎年ネットで注文するらしいですが
すぐに売り切れるそうです
3年越しでやっと 手に入れたそうです
ありがとうございます
でも、リアルすぎます
ちょっと、食べる勇気がないので
しばらくの間、冷蔵庫で飼うことにしました
食べ物に 虫が入っていたら
結構 ショックですが
宝石に虫が入っていたらどうでしょう
琥珀には時折 いろいろな生物が
取り込まれていることがあります
写真は ドミニカ産の虫入り琥珀です
虫嫌いの方には少し引かれるかもしれませんが
恐竜好きの方にはとても魅かれると思います
映画「ジュラシック・ワールド」では
琥珀に閉じ込められた「蚊」から
「恐竜」の血液を抽出して
ティラノサウルスを誕生させました
そんなことを考えるとこの「蚊」が
現代では 嫌われ者ですが
琥珀に閉じ込められた「蚊」は愛おしく思えてきます
でも 残念なお知らせがあります
ティラノサウルスは2億年前ほど
琥珀の古いもので数千万年まえ・・・
この物語 少し時代を虫『蚊』したように思います
写真の琥珀は 1000~2000万年前のものです
「何千年万前の『昆虫』ってこんな顔してたんだ~」って
みょうに感心したりして結構たのしいものです
好物の樹液に包まれて死んでいくって
「運がいいのか悪いのか」悩んでしまいます
琥珀に入ってもう1000~2000万年ずっとこの格好のままです
考えたらやっぱりすごいですね
いつまでも 好きなものに囲まれて
もらったとき「見て見て」と言うもんで
その場で 開封させていただきました
開封して良かったです
知らないで、家で開けていたら
大変なことになっていたでしょうね
なんでも 毎年ネットで注文するらしいですが
すぐに売り切れるそうです
3年越しでやっと 手に入れたそうです
ありがとうございます
でも、リアルすぎます
ちょっと、食べる勇気がないので
しばらくの間、冷蔵庫で飼うことにしました
食べ物に 虫が入っていたら
結構 ショックですが
宝石に虫が入っていたらどうでしょう
琥珀には時折 いろいろな生物が
取り込まれていることがあります
写真は ドミニカ産の虫入り琥珀です
虫嫌いの方には少し引かれるかもしれませんが
恐竜好きの方にはとても魅かれると思います
映画「ジュラシック・ワールド」では
琥珀に閉じ込められた「蚊」から
「恐竜」の血液を抽出して
ティラノサウルスを誕生させました
そんなことを考えるとこの「蚊」が
現代では 嫌われ者ですが
琥珀に閉じ込められた「蚊」は愛おしく思えてきます
でも 残念なお知らせがあります
ティラノサウルスは2億年前ほど
琥珀の古いもので数千万年まえ・・・
この物語 少し時代を虫『蚊』したように思います
写真の琥珀は 1000~2000万年前のものです
「何千年万前の『昆虫』ってこんな顔してたんだ~」って
みょうに感心したりして結構たのしいものです
好物の樹液に包まれて死んでいくって
「運がいいのか悪いのか」悩んでしまいます
琥珀に入ってもう1000~2000万年ずっとこの格好のままです
考えたらやっぱりすごいですね
いつまでも 好きなものに囲まれて
2018年01月14日
トラピッチェ・ルビーな人
トラピッチェと呼ばれる特殊な名前は
エメラルドだけではありません
宝石の女王と言われるルビーにもトラピッチェ
と呼ばれている宝石の女王がいます
でもこの女王様は輝く宝石の命である透明度がありません
大衆の前で美しく振る舞える優雅な美しさはないのです
私のそばにいるトラピッチェ・ルビーは更に
ルーペで見ないとわからないぐらい小さいです
通常の写真ではわかりづらいので顕微鏡で撮影しました
拡大するとやっとわかるトラピッチェ模様です
なんとなく六角柱の原石を輪切りにしているのが確認できます
生まれたままの結晶の面影をそのまま残しています
大きくても小さくてもいいのです
輝きが無くでも見た目が地味でもいいのです
内包物もその存在そのものがその人(宝石)の特徴です
その特徴そのものを受け入れて
出会って 付き合って
初めてわかるものなんですね
2017年02月05日
変わった奴トラピッチェ・エメラルド
エメラルドは有名な宝石です
エメラルドはベリルの仲間でクロムによって
グリーンの綺麗な色に発色しています
ですからエメラルドを鑑別するときは必ず
クロムが入っているかの確認をします
クロムの確認ができないベリルの場合
宝石名はグリーン・ベリルとなります
ベリルはその他に無色 ピンク イエロー
ゴールデン レッド ライトブルーが知られています
そのなかでもエメラルドと
ともにブルーのアクアマリンは有名です
エメラルドはグリーンの代表と
いえる宝石でベリルの名家です
でもいくら名家でも
ときに変な奴があらわれます
それが『トラピッチェ・エメラルド』です
サトウキビを搾る歯車に似ていることから
スペイン語で『トラピッチェ』と名前がつきました
トラピッチェ・エメラルドは兄弟がいますが
生まれが違うので
ちょっと容姿が違います
コロンビアのチボール鉱山生まれと
ムゾー鉱山生まれです
歯車を連想するのはチボール生まれの方です
写真はムゾー生まれです
同じ養分をもらって
同じ構造をしていても
環境が違えば
同じようには育たないようです
宝石も同じなのですね
トラピッチェ・エメラルドは
普通のエメラルドに比べ
マニアにしか知られていません
人気がないかもしれません
美しさに欠けるかもしれません
変わっているかもしれません
その存在を知らなければ変な奴かもしれません
産出時に破棄される存在だったのかもしれません
でもその存在を認めてくれる人がいるから存在します
立派に宝飾品になって自己主張しています
その存在を知って理解してくだされば
良いのかもしれません
あなたの近くにもそんな
トラピッチェ・エメラルドのような
仲間がいませんか
いれば理解することから全てははじまります
2016年12月07日
繊細な宝石(友人)
写真は見事なシェル・カメオです
最初は 材質 そのあとに加工方法が続きます
材質はシェル加工方法はカメオになります
カメオとは彫刻加工のことです
浮き彫り彫刻を施した手のひらに乗るほどの
彫刻芸術作品を意味します
カメオとは宝石の名前ではありません
カメオと言って、頭に浮かぶのがシェル・カメオですが
メノウ マラカイト トルコ石といったストーン・カメオ
そして サンゴ 象牙などがあります
シェル・カメオは宝石というより 芸術品 美術品
シェル・カメオのファンはとても多いです
芸術品、美術品だから見つめていると
宝石とはまた違った安らぎがあります
技術が繊細であればあるほど
見つめる側は感動を覚えますが
貝そのものの組織はもろくなっています
一番耐久性の良い貝の状態からその組織が
細かく細かく削り取られて繊細な状態になります
見事であればあるほど 壊れやすい『美』
それがシェル・カメオという宝石です
鉱物は宝石と呼べる条件に
美しさ 耐久性 稀少性とありますが
シェル・カメオには『美』 しかも
壊れやすい『美』しかありません
シェル・カメオを永遠に友とするなら
恋人と接するように大切にしてください
シェル・カメオ 壊れやすい『美』
を産んだのは絶え間ない努力に耐えた人
壊れやすいが壊されない『美』を知る人でもあります
2016年02月08日
アイはアイでもどんなアイ
アイ(目)の出る宝石と言えば一番有名なのが
クリソベリル・キャッツアイですね
写真のキャッツアイの色合いはその有名な
クリソベリル・キャッツアイにありがちな色です
でもクリソベリル・キャッツアイではありません
その正体は水晶(クォーツ)です
クォーツにもキャッツがあり
クォーツ・キャッツアイと呼ばれています
『キャッツアイ』とは宝石の名前ではなく
宝石の特殊効果名ですから
この宝石に『キャッツアイ』だけの名称は
誤解を招く恐れがありますから
『クォーツ・キャッツアイ』とフルネームで呼びましょう
さて
写真のクォーツ・キャッツアイは茶水晶系なので
見た瞬間はクリソベリル・.キャッツアイに見えます
見た目は同じようですが価格は全く違います
肉眼では、その違いは難しいと思います
でも偏光器を使って見ると
これがわたしの使っている偏光器です
一番下に電源があり
その上に偏光板が2枚あります
その偏光板を交差させて検査します
さらに拡大してみるとこんな風に見えます
写真のような少し変わった不思議な模様が現れます
この模様を牛の目にみたて
『ブルズ・アイ(写真)』と業界では呼んでいます
同じように
ダーツの的もブルズ・アイって呼ばれています
こちらのほうがそっくりなので覚えやすいですね
偏光器に置くとブルズ・アイが確認できます
ブルズ・アイは水晶特有の一軸性光軸像ですから
クリソベリル・キャッツアイではなくて
クォーツ・キャッツアイであることがわかります
肉眼で見ると『猫の目』
偏光で見ると『牛の目』
人は見方によって
見える目が違ってくるようです
アイはアイでもそのアイの
違いは目を見ればわかるというお話でした
アイは本当のアイで的をえましょう