2013年03月11日
ダイアモンドのいろいろな人
ダイアモンドは高温、即ち最低でも2000度
そして7万気圧程度の高い圧力が
生成に必要な条件だとされています
この条件が満たされるのは地球の
地下200kmのマントル層内部です
マントル内部で成長したダイアモンドは
その間マントル内で流動しているため
窒素の多いところ少ないところ
などの場所を通ります
そのためダイアモンドの多くは
少なからず窒素を含むことになります
ダイアモンドのイエローはこの窒素が原因です
ダイアモンドの生い立ちを考えると
本当の無色というのは珍しいということです
鑑定書にはD、E、Fカラーの表示は
「Colorless無色」と記載してあります
リングなどにセットされてしまえば
ほとんど差は感じられません
その違いは美しさというよりむしろ
希少性といったほうがいいかも知れません
それが価格に影響を与えている大きな原因です
色の美しさというには個人個人それぞれ違います
レッドが好きな人もいればブルーが好きな人もいます
「ダイアモンドは無色だ」という固定観念が
無く黄味がかった色を美しいと感じるなら
より大きなダイアモンドを
無色と同じ値段で楽しむ事もできます
ダイアモンド・グレーディングレポートには
ダイアモンドの美しさをランク付けされているといっても
美しさのすべてをランク付けしているわけではないのです
肩書きは参考程度に考え
自分の眼で本物を確かめて下さい
肩書きがなくてもいいやつがいるように・・・
ダイアモンドのカラーグレーディングは
Dカラーを最高として順にE・F・G…と
少しずつイエローが増していきZカラーまであります
このカラーグレーディングは
ダイアモンドの生い立ちからイエローが
かってくるのは避けがたい事実である為に
イエローを基準としたグレーディングになっています
無色の方がイエロー系より希少である為
価格に反映しそれを逆手にとるという
考え方でいけばイエロー系のダイアは
大きなカット石が同じ予算で
楽しめますという事をお話しました
カラーの表示についてもう少し詳しく言いますと
D・E・F・G…とアルファベット表されるのは
現在のところ「M」までで、N~Rの範囲を
ベリーライトイエロー、S~Zの
範囲をライトイエローと表示されます
では、Zカラーより濃いイエローは
いわゆる。。。基準外です
基準を超えたカラーは別の評価があります
基準を超えたカラーダイヤモンドは
ダイアモンドの価値観を変えています
基準を超えるからこそ魅力も違います
自分の想像をはるかに超えるやつ・・・
そんなやつかも知れません
Posted by gem2 at 18:13│Comments(0)
│ダイヤモンド