2011年06月30日
宝石の着色処理について

宝石の組織の空隙部に染料で
着色することを着色処理といいます

従って 単結晶の宝石は隙間が
ないので着色ができません
でも その単結晶の宝石でも少し
細工をすれば色を付けることはできます

単結晶の場合は染料が宝石の中に入らないので
入るように隙間を付ければいいわけです
そうです ヒビを入れれば染料は入ります

このようにヒビをいれたクォーツを
クラックルド・クォーツといいます
クラックルド・クォーツに染料をいれたのが
クラックルド・ダイド・クォーツといいます
この宝石(クラックルド・ダイド・クォーツ)は
染料が入り込んでいるだけなので
容易に洗浄しないほうが無難だと思います
単結晶の宝石に色を付けるそのほかの方法として
考えられるのは表面に塗装するやり方です
この処理方法で色を付けたクォーツを
ペインテッド・クォーツといいます
専門的には塗装はコーティングではなく
ペインティングと言っています
コーテッド・クォーツとよべるのは
化学的に皮膜を作ったものに用いる蒸着です
蒸着とは金属や酸化物などを蒸発させて
素材の表面に付着させる表面処理のことを言います
コーティング(表面に皮膜)としては
クォーツ アクアマリン トパーズに見られます
余談ですが蒸着の厚みによって
その処理をした宝石の表面の色がきまるようです


写真は紫外線でいくつかの真珠が
退色した真珠のネックレスです
ちょっとかわいそうな色合いになっています

人生も紫外線のように目に見えない
色々な色に染まってしまうかもしれませんが
がんばって 色あせないでいきたいものですね


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Posted by gem2 at 19:05│Comments(0)
│ちょっと宝石学校
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